犬は犬らしく、猫は猫らしく
今日は知り合いの動物看護師さんが、自分のワンコのしつけトレーニングに行くというので、見学に行ってきました。
しつけトレーニングと聞くと、「おすわり・ふせ・まて」などの練習!というイメージがあるかもしれませんが、今日のテーマは、犬らしい行動をしっかりさせてあげよう☆というものでした。
彼女の愛犬は、1歳半の和犬ミックスの男の子。
やんちゃ盛り・元気盛りです。
彼に必要な運動や遊びを十分に満たしてあげることが何より必要だよねとの事で、自然溢れる場所でロングリードをコントロールしながらお散歩の練習をしていました。
練習が終わる頃には、顔中に草をひっつけて満足そうな彼(^^)v
動物福祉の5原則、満たされるべき5つの自由(Five freedoms)の一つに「その動物種らしい行動をする自由」というのがあります。
犬であれば、匂いを嗅いだり、穴を掘ったり、野山を駆け回ったり、吠えたり、気になる場所へのマーキング…
猫であれば、狩りをして獲物をしとめたり、爪とぎ、木登り、マーキング、グルーミング…といったところでしょうか。
もちろん人間社会で一緒に暮らすためには、自由にさせてあげられないこともあります。
ただ、こういったニーズが満たされていないことによって起こる問題行動はとても多いんですよね。
犬は犬らしく、猫は猫らしく。
改めて犬や猫のニーズを満たすことについて考えた1日でした。
パピークラス
子犬を飼うと、まず初めに直面する問題が
そう、甘咬み
ちまたには、甘咬みの対処法に関する情報が溢れています。
お話を聞いていると、間違った方法で対処されている方も結構いらっしゃって…
間違った方法というのは、甘咬みをすると
・しかる、たたく
・マズルをつかむ、またはマズルをつかんでキャンと言うまでじっと目を見る
・仰向けにひっくり返す
など、いわゆる直接罰を使ったしつけの方法です。
こういった方法を行うと、子犬としっかり絆作りをしないといけない時期に、飼い主さんとの関係が悪くなったり、手を怖がったりするようになるのでオススメしません!
甘咬みの対処法のポイントは、まずはたっぷり遊んで子犬の有り余るエネルギーをしっかり発散させた上で、甘咬みをしたときは無視をするなどの方法が推奨されています。
また、子犬の時期に、正しい対処法でしっかり甘咬みを抑制しておかないと、将来本気の咬みにつながりやすくなると言われています。
とはいえ、なかなか根気のいる作業.....
正しい方法で甘咬みの対処を行って下さいね。